相対式継目
提供: 保線ウィキ
そうたいしきつぎめ
opposite joint , square joint
相対式継目とは、継目の配置方法のひとつで、左右レールの継目の位置を合わせて敷設する方法である。
定尺レール区間などでレールを敷設するとき、継目の位置を配置する方法のひとつで、左右のレールの継目位置を相対して設ける方法である。
また、これに対象で左右の継目を千鳥で設けていく相互式継目もある。
相対式継目の欠点
相対式継目は、通常の敷設で採用されるている継目の配置ではあるが、曲線において、特に半径の小さな曲線では、相対式継目にて配置していくと、左右レールの曲線半径の差で少しずつ直角がずれてくる。
したがって、左右レールの継目の位置を補正するために、定尺レール区間にレール目違いの大きさを計算し目切りレールを混用して継目の位置を調整しなければならない。
短レールを混用する
例えば、50kgNレールの敷設区間において、曲線半径が300mの場合は、レールの目違い量を計算すると25mの定尺レールを35本敷設するのに対して、1目切りレールを95本の割合で敷設する。
その近似値は、定尺レール3本に対して8本の割合で1目切りレールを敷設すればよいことになる。以下が近似値を載せた短レール混用表である。
短レール混用表
曲線半径 | 30kgレール (20m) | 37kg,50kgレール (25m) | 40N,50N,50T,60kgレール (25m) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
定尺レール | 短レール | 定尺レール | 短レール | 定尺レール | 短レール | |
200m | 1 | 10 | 1 | 2(2目切り) | 3 | 5(2目切り) |
240m | 1 | 3 | 1 | 15 | 1 | 11 |
250m | 2 | 5 | 1 | 10 | 1 | 7 |
260m | 4 | 9 | 2 | 13 | 2 | 11 |
300m | 2 | 3 | 1 | 3 | 3 | 8 |
340m | 1 | 1 | 1 | 2 | 6 | 11 |