ねじクギ
提供: 保線ウィキ
ねじくぎ
screw spike , coach screw , sleeper screw

ねじクギには、まくらぎに入る部分にねじが切ってある。
ねじクギとは、タイプレートとまくらぎを締結するために用いられるもので、クギにねじを切ったものである。
ねじクギの特徴
ねじクギは、タイプレート・まくらぎの中に入る長さが144mmで、傘の厚さが7mm・直径が44mmでレール・まくらぎを締着している。そして、まくらぎにネジを締めこむために頭部をまわす22mmの四角形をした形となっている。
犬クギよりクギの引き抜き抵抗力を大きくできるが、締結が完了するまでの時間がかかる。
通常は、ねじクギにロックナットワッシャやコイルばねを挟み込み締結するため、より強力に締着できる長所がある。
取扱の注意
ねじくぎの使用目的は大きく分けて、レールを固定するためとタイプレートに締着の二つがある。いずれの場合でも緊締の時に必要以上にねじ込みすぎると、まくらぎにできたねじ山を破壊してしまう注意が必要である。
また、必要以上の大きなドリルビットでまくらぎに穿孔してしまうと、ねじクギを締め込むときねじ山ができず弛緩してしまうので注意が必要である。